夏の大学生には、たくさんのイベントが待っている。期末テストもあるけれど、文実の合宿に、夏休みの花火大会! サークルの後輩・君岡美園と距離が近づいてお泊りまでした僕は、彼女を誘うことに決めたけど、なかなかアクションを起こせずーー「牧村先輩。一緒に行きませんか? 花火大会」そんな中、ある日の勉強会で、僕と美園の言葉が被った。花火大会に一緒に行きたいという想いは、同じだった。花火と、浴衣姿の美園。「頭を撫でてほしいんです」人込みの中、二人だけの空間ーー。ひと夏の思い出は、二人を先輩と後輩から変えていく。ちょっと大人なサークル内恋愛小説、第2巻。