【<菊地成孔2冊目の映画本>は日中韓映画批評。濱口竜介監督の『ハッピーアワー』をはじめ、『ラ・ラ・ランド』『ケンとカズ』『君の名は。』『シン・ゴジラ』等々の批評集が再発。】映画メディア「RealSound 映画部」の人気連載、「菊地成孔の欧米休憩タイム~アルファヴェッ トを使わない国々の映画批評~」を一挙総括!公開後に Yahoo!ニュースなどで大きな議論を巻き起こした『ラ・ラ・ランド』評はもちろん、『シン・ゴジラ』『君の名は。』などヒット作の書き下ろし評論、ほか単行本未収録の原稿を多数収録。"英語圏(欧米国)以外の映画を中心に評論する"というテーマのもと、菊地成孔が独自の角度から鋭く切り込んでいく。さらに、菊地が有料メールマガジンにて連載していた「TSUTAYAをやっつけろ! 」、日本映画大学准教授のハン・トンヒョン女史との『ひと夏のファンタジア』対談や、雑誌『ROCKS』(講談社/SPBS)の連載で、自身の居住区である新宿にパリやニューヨーク、ソウルの3都市を重ね合わせていく幻の名エッセイ『都市の同一性障害』などもピックアップ。独自の切り口から読み解くユニークかつ刺激的な映画評を存分に楽しめる一冊。※本書の内容は2017年に刊行された菊地成孔『欧米休憩タイム』と同じです。
<シン・君の名は>或は今年は1955年である/まえがきにかえて第1章 欧米休憩タイム
『黒衣の刺客』/『ロマンス』/『木屋町 DARUMA』/『無頼漢 渇いた罪』/『ハッピーアワー』/『ビューティー・インサイド』 /『セーラー服と機関銃 -卒業ー』 /『インサイダーズ/内部者たち』 /『山河ノスタルジア』 /『アイアムアヒーロー』/『ひと夏のファンタジア』/『ケンとカズ』/『暗殺』/『隻眼の虎』/『溺れるナイフ』/『ラ・ラ・ランド』 /『ラ・ラ・ランド』追補 /『お嬢さん』第2章 TSUTAYAをやっつけろ!『死刑台のエレベーター』×2/『ディーヴァ』/『フライドドラコンフィッシュ』/『イヴのすべて』/『エージェントゾーハン』/『軽蔑』/『アメリカの夜』/ヒッチコック全作品(前後編)第3章<『ひと夏のファンタジア』ハン・トンヒョン氏と対談 /ホン・サンス『次の朝は、他人』・同一性障害という美/ROCKS 都市の同一性障害 第1回「新宿とパリ」/ROCKS 都市の同一性障害 第2回「新宿とニューヨーク」/ROCKS 都市の同一性障害 第3回「新宿とソウル」/「K-HIPHOP」とワタシの出会いとその後の関係についてあとがき