福井県には優れた企業、興味深い経営を行っている企業が数多くある。 本書は、地方の活性化に関し、企業の営みという観点からみた時に重要な、(1)地名ブランド(2)フランチャイズ加盟店(3)ものづくり(4)中小企業(5)伝統産業などの切り口に加えて、経営理論的にも興味深い具体的な企業を取り上げ、それぞれ1章ずつを費やし掘り下げ追究する。はじめに1章 プレイスブランディングによる地名価値の創出─三国湊と北前船を事例に─2章 地方におけるフランチャイズ・システム─加盟店経営者の研究─3章 事業定義からみる価値づくり経営─松浦機械製作所の事例から─4章 サプライヤーとしての中小企業における両利きの経営─日本エー・エム・シーの事例から─5章 Hacoaのケースと経営理論6章 前田工繊の長期成長戦略7章 地方IT企業にチャンスはあるか─株式会社フィッシュパスを事例として─