ハイム:フルート作品集1694年からアルカンジェロ・コレッリ率いるオーケストラで、ヴィオローネとチェロの奏者として活動していた1678年ローマ生まれのニコラ・フランチェスコ・ハイム。1701年にロンドンへ移り、ベッドフォード公爵が亡くなるまで公爵の「室内楽の師」として仕えています。この時期に公爵邸でのコンサートのための様々な器楽曲など、多数の作品を生み出しました。 ここに収録された作品は、コレッリの影響を強く受けていることに気づきます。またこれらは、イタリアで初めて出版されたものであり、18世紀初頭のイタリアのフルートによる作品を知るうえで重要な作品と言えます。特にヴァイオリンとコレッリが密接に結びついているため、この録音でもコレッリのヴァイオリン・ソナタをフルート用に編曲したものや、ヴァイオリンの作品を直接借用して演奏者が即興的に組み込んだコレッリの『チャッコーナ』などを収録しています。(輸入元情報)【収録情報】ハイム:● ソナタ第1番ハ短調● ソナタ第6番ト短調● ソナタ第2番ニ短調● ソナタ第7番ハ長調● ソナタ第3番ハ短調● ソナタ第8番へ長調● ソナタ第4番イ短調● ソナタ第9番ホ短調● ソナタ第12番ト長調コレッリ:● ソナタ第3番ニ長調(コレッリによるトラヴェルソと通奏低音のための)● ソナタ第12番ト長調〜チャッコーナ キアラ・ストラビオーリ(フラウト・トラヴェルソ、リコーダー) カペラ・ムジカーレ・エンリコ・ストゥアルト 録音時期:2020年8月 録音場所:イタリア、モンテ・コンパトリ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV