第59回「レコード・アカデミー賞」大賞を受賞したアンドラーシュ・シフ最新作!「この楽器は私の最良の教師だ」。バッハ最愛の鍵盤楽器クラヴィコードによる心洗われる作品集。 誠実にキャリアを重ね、円熟の時を謳歌する現代最高の巨匠アンドラーシュ・シフ。2021年度「レコード・アカデミー賞」大賞を受賞した前作『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番』に続く待望の新作は、全編クラヴィコードによるJ.S.バッハ作品集。2022年6月に独ライプツィヒ市よりヨハン・ゼバスティアン・バッハ作品の普及に貢献した者に贈られる「バッハ・メダル」も授与されました。 バッハが最も好んだ楽器と言われるクラヴィコードの音色についてシフは次のように語っています。「新しい世界、騒がしい現代における静かなオアシスへと誘ってくれる。クラヴィコードのおかげで、私はバッハを以前とは違ったふうに、より精緻に、より明解に聴き、演奏するようになった」。 シフにとって初のクラヴィコード集である今回の作品は、バッハ初期の鍵盤作品を中心に録音されており、バッハの時代の音色、そしてクラヴィコードの「カンタービレ芸術」を味わうことができます。アルバムは2枚組で、カプリッチョ『最愛の兄の旅立ちに寄せて』で幕を開け、『インヴェンション』と『シンフォニア』などを経て、ラストの『半音階的幻想曲とフーガ』まで、作品への深い洞察に基づいた圧巻の表現が収められています。 今回の録音でシフは、ベルギーの楽器職人ヨリス・ポトフリーへが製作した1743年製スペッケンのレプリカを演奏。録音は独ボンのベートーヴェン・ハウスの室内楽ホールで行われ、プロデュースはECMレーベルのオーナーであるマンフレート・アイヒャーが担当。(輸入元情報)【収録情報】Disc1J.S.バッハ:● カプリッチョ『最愛の兄の旅立ちに寄せて』 BWV.992● 2声のインヴェンション BWV.772-786● 4つのデュエット BWV.802-805● 3声のリチェルカーレ〜音楽の捧げもの BWV.1079よりDisc2● シンフォニア BWV.787-801● 半音階的幻想曲とフーガ BWV.903 アンドラーシュ・シフ(クラヴィコード) 録音時期:2018年7月 録音場所:ボン、ベートーヴェン・ハウス 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV