BCJのマタイ受難曲、福音史家役でも話題に。注目のテノール、ベンヤミン・ブルンスによる『詩人の恋』2017年4月、バッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲演奏会にて福音史家として出演したテノール、ベンヤミン・ブルンスがベートーヴェン、シューマン、ヴォルフの歌曲集を録音しました。 ブルンスはハノーファー少年合唱団のアルトのソリストとして演奏活動を開始し、その後、ハンブルク音楽演劇大学在学中にブレーメン歌劇場の所属歌手となり、若くしてその才能開花させた逸材です。これまでにウィーン国立歌劇場、ミュンヘン国立歌劇場、ケルン歌劇場、ニュルンベルク歌劇場などヨーロッパの主要なホールにて経験を積み、ここに収録されたベートーヴェン、シューマン、ヴォルフはもちろんのこと、バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルトなども得意とする注目のテノールです。2016/17シーズンにはウィーン国立歌劇場に『ペレアスとメリザンド』のペレアス役で出演し好評を博しました。のびやかで美しい歌唱が魅力です。共演のカローラ・タイルはソプラノのシルヴィア・ヴァイス、テノールのスコット・ウィアーなどと録音もしているピアニストで歌曲の伴奏には定評のある名手です。(輸入元情報)【収録情報】● ベートーヴェン:連作歌曲『遥かなる恋人に寄す』 Op.98 丘の上に私は座って 山々の青いところ 空高く軽やかに舞う鳥 空高くゆく雲 5月がめぐってきて お別れにこの歌を● シューマン:哀れなペーター Op.53-3● ヴォルフ:歌曲集『歌の花束』 今夜は彼女のパーティ 僕は暗い夢の中にいた 鳴り響き吹きすさぶ 僕の大きな苦しみが 僕は皇女の夢をみた 恋人よ、僕らは一緒に座っていた 青服の軽騎兵がラッパを吹き● シューマン:歌曲集『詩人の恋』 Op.48 美しい五月には 僕のあふれる涙から ばらに百合に鳩に太陽 君の瞳に見入る時 心を潜めよう ラインの聖なる流れに 恨みはしない 小さな花がわかってくれたら あれはフルートとヴァイオリン あの歌を聞くと 若者が娘を恋し まばゆい夏の朝に 僕は夢の中で泣いた 夜毎君の夢を 昔話の中から 古い忌わしい歌● シューマン:月の夜 Op.39-5 ベンヤミン・ブルンス(テノール) カローラ・タイル(ピアノ) 録音時期:2015年10月5-7日 録音場所:ランゲンフェルト 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV