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祝!パーヴォ&N響・第2回ヨーロッパ・ツアー!これが世界に聴かせるN響サウンドの神髄だ2020年2月22日から3月4日にかけて、パーヴォ・ヤルヴィとNHK交響楽団は待ち望まれたヨーロッパ・ツアーを行ないます。2017年2月に続く第2回目のヨーロッパ・ツアーで、ヤルヴィの故郷タリンを皮切りに、ロンドン、パリ、ウィーン、ケルン、ドルトムント、アムステルダム、ベルリン、ブリュッセルとヨーロッパの音楽の中心地9都市を巡り、カティア・ブニアティシヴィリやソル・ガベッタとの華麗な共演とともに、メインのブルックナーの交響曲第7番とラフマニノフの交響曲第2番で「パーヴォ・ヤルヴィ+N響のいま」を披露します。第2回ヨーロッパ・ツアー敢行記念として、ヤルヴィが演奏活動と並行して制作を進めてきたN響とのアルバムの中から、マーラーの交響曲第6番とバルトーク・アルバムの2枚のインターナショナル・リリースが決定しました。 マーラーの方はまさに前回2017年2月のヨーロッパ・ツアーで聴衆の度肝を抜いたもの。2017年2月、ヤルヴィとNHK交響楽団は初めてヨーロッパを訪れ、主要7都市を巡ってその相性の良さと「世界でもトップクラスに入る(ヤルヴィ言)」オーケストラとしての機能性の高さを耳の肥えた聴き手に鮮烈に証明しました。ベルリン、ロンドン、ケルン公演のプログラムに選ばれたのがマーラーの交響曲第6番「悲劇的」で、ツアーのハイライトとなりました。 その第1回ヨーロッパ・ツアーを前に横浜でライヴ録音されたのが当ディスクで、ヤルヴィとN響がその持てるパワーと技の全てを注ぎ込んで、極限まで拡大された4管編成の巨大な音楽を彫琢していくさまが生々しく記録されています。複雑極まる重層的なマーラーの音楽を緻密にまとめ上げ、壮絶なクライマックスへと突き進んでいくヤルヴィのもと、N響が水も漏らさぬ緊密なアンサンブルで多彩な音色を巻き散らし、火花を散らしながら食らい付いていく燃焼度の高さは、同響演奏史上でも特筆すべき成果といえるでしょう。なお第2楽章スケルツォ、第3楽章アンダンテという構成で演奏されています。ヤルヴィはこの交響曲について、「交響曲第6番は、自らの人生というプリズムを通してマーラーが明らかにした、人間存在についての見解である。死そのものを描いているわけではないが、私たちが永遠の存在ではない、ということを実感させてくれる音楽だ」と語っています。 パーヴォ・ヤルヴィはN響首席指揮者就任が発表されてから最初の定期(2015年2月)で交響曲第1番『巨人』を取り上げ、就任披露定期(2015年10月)では第2番『復活』を演奏、パーヴォ時代の幕開けを鮮烈に日本の聴衆に印象付けました。それ以来第8番『千人の交響曲』(2016年9月)、第3番(2016年10月)、この第6番『悲劇的』(2017年2月・3月)、第7番『夜の歌』(2018年2月)、第4番(2018年9月)、第5番(2019年9月)と、N響と演奏を重ねてきています。ヤルヴィはフランクフルト放送交響楽団首席指揮者時代にマーラーの交響曲全曲を演奏し、映像収録されたそれらの演奏はソフト化され、彼のフランクフルト時代の大きな業績の一つとなっていますが、それからさらに演奏経験を重ね、N響という極めて優れたオーケストラとともに、自らのマーラー解釈をさらに発展させています。 N響は、日本のオーケストラ黎明期からマーラー作品を積極的に取り上げ、新交響楽団時代の1930年には近衛秀麿指揮で交響曲第4番を録音し、世界で初めてマーラーの交響曲を録音したオーケストラとなるなど、名実ともにマーラー演奏の伝統を築き上げてきました。定期公演の放送用ライヴからのディスク化は複数例があるものの、ディスクでの発売を前提としたマーラーの交響曲録音は今回のパーヴォ・ヤルヴィが1930年の近衛盤以来87年ぶりのこととなります。 当アルバムは、2019年2月6日に国内盤としてSACDハイブリッドで発売されたものです。今回は通常CDとしてヨーロッパDSDCでプレスされています。ブックレットは英・独・仏語で、日本語は入りません。(輸入元情報)(写真 輸入元提供)【収録情報】● マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』 NHK交響楽団 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮) 録音時期:2017年2月22,23日 録音場所:横浜みなとみらいホール 録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)Powered by HMV
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