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正規音源初登場! リヒテルが弾くベートーヴェンの協奏曲集アンチェル&チェコ・フィルとのライヴ1950年の「プラハの春音楽祭」におけるモーツァルトのピアノ協奏曲第20番に始まり、1993年のグリーグのピアノ協奏曲に至るまで、プラハでの演奏活動はリヒテルの音楽人生の重要な部分を彩ってきました。 1956年と1962年に、いずれもアンチェル&チェコ・フィルとの顔合わせによりプラハで行われたベートーヴェンの協奏曲ライヴは、以前にも別のレーベルでリリースされたことがありますが、すでに廃盤で長らく入手難となっていたものです。 ベートーヴェンのピアノ協奏曲のなかでも第1番と第3番のみを、リヒテルは好んで取り上げて録音も数多く残されていることから、これらは練り上げられた極上のレパートリーといってよいでしょう。リヒテルは第1番を、ほかに1956年のバカラ指揮ブルノ国立管、1960年のミュンシュ指揮ボストン響(ライヴとセッションの2種あり)、1962年のコンドラシン指揮モスクワ・フィル、そして1988年のエッシェンバッハ指揮シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭管と録音しています。 さらに第3番はほかに7種におよび、1954年のアーベントロート指揮ソビエト国立響、1954年のロヴィツキ指揮ワルシャワ・フィル、1956年のバカラ指揮ブルノ国立管、1962年のザンデルリング指揮ウィーン響、1962年のペドロッティ指揮RAI響(未発)、1963年のコンドラシン指揮モスクワ・フィル、1977年のムーティ指揮フィルハーモニア管との録音が知られています。 このたびチェコ放送局収蔵のオリジナル・マスターテープより、あらたにリマスタリングが施されたことも相俟って、アンチェルとの熱のこもったやりとりが楽しめる演奏内容がより身近になりました。(キングインターナショナル)【収録情報】・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15 録音時期:1956年6月2日 録音場所:プラハ、市庁舎スメタナ・ホール 録音方式:モノラル(プラハの春音楽祭ライヴ) ディレクター:アントニーン・シャトラ エンジニア:アンナ・ポルステロヴァー・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37 録音時期:1962年6月21日 録音場所:プラハ、市庁舎スメタナ・ホール 録音方式:モノラル(ライヴ) ディレクター:イルジー・ヨナーク エンジニア:イヴァン・ヴェセリー スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ) チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 カレル・アンチェル(指揮) 2010年新リマスタリング リマスタリング・エンジニア:ヤン・ルジチャーシュPowered by HMV
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