好きな曲の伴奏、自分流アレンジも自然にできるようになりたいなら、さあ、コードタウンにおいで下さい。
ピアノのレッスンを始めて両手になるところまで進むと、曲の中にいろいろな形で和音が出てきます。
それらは種類にするとたった3つの和音であることが多いのですが、和音の仕組みを知らずに弾くと、それぞれは全く違う和音に見えてしまいます。
ところがコードトーンの理解ができていれば、和音を味わうこと、そしてアナリーゼにつながる和音の基礎知識を身につけることができるようになり、ピアノが格段におもしろく、身近なものに感じられます。
いわば「音楽における一人立ち」ができるようになるのです。
好きな曲を伴奏したり、自分流にアレンジすることができれば、楽譜にとらわれない自由な世界が広がります。
想像をふくらませ、もっと広い世界の音楽に耳をかたむけるようになることこそ、真の意味で「ピアノを習う」「音楽を勉強する」ことではないでしょうか。
バイエルからブルクミュラー、ソナチネと古典的なピアノレッスンの中で育った子どもたちは、コードを習うチャンスになかなかめぐり合うことはありません。
楽譜がないと弾けない大人になってから難しい理論書を読んで勉強するのではなく、子どもの時からコードに親ませる必要を感じたならば、このテキストは最適。
なぜなら、指導者もともに学べる入門書だからです。
■著者/折田信枝先生より
エレクトーンやギターを弾いている方にとって、コードネームは必須ですが、一般的に「ピアノを習う」という流れの中にある教則本やカリキュラムには、コードネームのお勉強はいつまで経っても入ってきません。しかし、こんな便利なものを覚えない手はありません。
小さい時に九九を覚えるのと同じように、右脳に入れることは簡単です。ほんの5分で3つのコードが頭に入るのです。5歳の子でも簡単なメロディにコードが付いている楽譜が弾けるようになります。その子も驚き、保護者の方も驚く、そんな“特殊能力”が小さな時から身に付きます。
また大人になってからのピアノ演奏においてもコードネームは大変便利で、左手の音を読まなくても、メロディとコードが書いてあれば、自分の思うままに自由に弾くことが出来るようになり、簡単で華やかな演奏が可能となります。
これで、「コードが読める」という“特殊能力”を身に付けましょう。この本は、身近な家族関係に例えて、コードの相互関係を説明していますので、堅苦しくなく読んでいただけると思います。そして、やさしい楽譜でピアノを弾きながら、覚えていきますので、ジュニアからシニアの方まで幅広く使っていただける本です。
※本書は「両手になったらコードネームでひいちゃおう1」(GTP01084352)と同じ内容です。