ブラジルの女性シンガー、ルシアーナ・ソウザの前作『Tide』に続く3年ぶりとなるアルバムは、ラリー・クラインのプロデュースにより、『Duos III』と2枚同時リリースとなる。この『Book Of Chet』は文字通りチェット・ベイカーに捧げられたアルバムになっており、その代表曲を女性であるルシアーナが表現したものだ。あのシンプル&クールな世界は再現が非常に困難ではあるが、鋭い感性を持ち合わせるルシアーナの優れた音楽性と表現性を生かし、女性ならではのチェット・ワールドを見事に描ききっている。おなじみ「The Thrill Is Gone」など、非常に興味深い仕上がりだ。Larry Koonse (g)David Piltch (b)Jay Bellerrose (ds)Disc11 : The Thrill Is Gone2 : Forgetful3 : He Was Too Good To Me4 : I Get Along Without You Very Well5 : Oh You Crazy Moon6 : The Touch of Your Lips7 : The Very Thought of You8 : I Fall In Love Too Easily9 : I Don't Stand a Ghost of a Chance With You10 : You Go To My Head Powered by HMV