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ドヴォルザーク:交響曲第3番、悲劇的序曲マレク・シュトリンツル&ムジカ・フロレアチェコの「ARTA Music」がリリースする、マレク・シュトリンツェル(Marek Stryncl)[1974‒]と彼が1992年に創設したピリオド楽器オーケストラ「ムジカ・フロレア(Musica Florea)」によるドヴォルザークの交響曲・管弦楽曲シリーズ第7作。 『悲劇的序曲(Tragicka ouvertura)』は1870年、彼の最初の歌劇『アルフレート(Alfred)』の序曲として書かれた作品です。1881年、単独の曲として演奏されることを見越して改訂の手が加えられ、この曲名がつけられたもののコンサートでの演奏は実現せず、ドヴォルザークの死後、1905年になって初演されました。彼の作品の中でもっともワーグナーの影響が強い作品と言われます。 交響曲第3番は、「アレグロ」のふたつの楽章が、葬送行進曲を思わせる部分をもつ「アダージョ」の楽章を挟む、3楽章の作品です。合唱と管弦楽のための『賛歌「白山の後継者たち」』で成功を収めた後、1873年の4月から7月にかけて作曲され、1889年の再演に向けて大幅に改訂されました。 『ポロネーズ(Poloneza)』は、スラヴ舞曲第1集の1年半後、プラハで開かれる舞踏会のために委嘱を受けて書かれた作品です。「ロマンティックな時代の楽器の助けを借り、私たち、聴き手と演奏者がみな、ロマンティックな音楽の真にロマンティックな演奏に立ち返ろうとする試み」(マレク・シュトリンツェル)により、「派手に装飾する」スタイルとは違う、ドヴォルザークの時代を想像させる音楽が実現しました。レ・シエクルとロトの近代と19世紀フランス音楽のシリーズと同じセンスの感じられる演奏です。(輸入元情報)古典派までの作品は、その時代の楽器(時代楽器、ピリオド楽器)で演奏されることが当たり前のようになってきましたが、最近ではロマン派の作品でもそうしたケースが増加中です。 今回登場するシュトリンツル指揮ムジカ・フロレアによるドヴォルザークの交響曲第3番は、2020年に発売された交響曲第5番、序曲『オテロ』に続くリリースとなるものです。【チェコの古楽器オーケストラ】指揮者でチェリストでもあるマレク・シュトリンツルが、バロック音楽の演奏を目的として1992年に創設したチェコのピリオド楽器オーケストラ「ムジカ・フロレア」は、西欧の一流どころに匹敵する高水準の演奏が、演奏会やCDなどでに高く評価されてきました。バッハやヘンデル、ビーバーといった有名どころに加え、自国のゼレンカやヴェヤノフスキー作品も積極的にとりあげてきました。(HMV)【収録情報】ドヴォルザーク:● 悲劇的序曲 B.16a(1870)● 交響曲第3番変ホ長調 Op.10, B.34(1873 rev.1887‒89)● ポロネーズ 変ホ長調 B.100(1879) ムジカ・フロレア マレク・シュトリンツル(指揮) 録音時期:2020年10月29日 録音場所:チェコ、リーベズニツェ、Kulturní centrum Na Chrupavce 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ) 録音監督:ヤン・スヴェイコフスキー バランス・エンジニア:アレシュ・ドヴォルジャークPowered by HMV
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