ヴェレス:室内管弦楽団のための作品集ウィーン出身の作曲家、エゴン・ヴェレスの作品集です。この当時の例に倣い、シェーンベルクの影響を存分に受けつつも、独自の作風を追求。12音技法を用いながら、調性感のある旋律を織りあげ、艶めかしい音楽を創り上げています。 『音楽に寄せる頌歌』はメゾ・ソプラノで歌われることもありますが、ここではバリトンが用いられています。この不安感と安らぎが混在した不思議な音楽は、まるで「砂上の楼閣」を目の当たりにしたような感覚にとらわれます。また『ペルシャの踊り』は1920年代の作曲家初期の作品ですが、この曲の中にヴェレスの方向性が集約されているような素晴らしい作品です。(ナクソス・ジャパン)【収録情報】ヴェレス:・歌と室内管のための『夏の夜』・文章・ペルシャの踊り Op.30・ヴァイオリンと室内管のための組曲 Op.38・ソプラノと室内管のための『帰還の4つの歌』・バリトンと室内管のための『音楽によせる頌歌』Op.92 クリスティーン・ウィトルジー(ソプラノ) エイドリアン・エロード(バリトン) ジョセフ・ヘル(ヴァイオリン) アンサンブル・コントラプンクテ ペーター・コイシュニク(指揮) 録音時期:2009年 録音方式:デジタルPowered by HMV