《FARAO Classics》サヴァリッシュ&バイエルン国立管20周年記念ライヴジークフリート牧歌&リポヴシェクのヴェーゼンドンク歌曲集ワーグナーの庇護者ルートヴィヒ2世が築いたノイシュヴァンシュタイン城ライヴジークフリート牧歌でヴァイオリンによる調べが優しく開始されると、もうそこは別世界。眼前の総勢13人の奏者による親密な掛け合いに耳を澄ませば、まるで初演の朝のワーグナー邸にタイムスリップしたかのよう。 地元ミュンヘン生まれのサヴァリッシュは1971年より22年間に渡りバイエルン国立歌劇場の音楽総監督を務めました。この間“ワーグナー演奏の本場”における総決算的な仕事として、リング全曲の映像作品(1989年)を残し高い評価を得ていますが、ここでもじつに共感いっぱいの眼差しでワーグナーの官能美に満ちた世界を描き上げています。 プログラム前半は会場となった“歌の間”にふさわしく、リポヴシェクの表情も豊かで深々とした歌唱で聴くヴェーゼンドンク歌曲集。もちろん定評あるサヴァリッシュのピアノが見事なのはいうまでもありません。 このサヴァリッシュによるワーグナーのライヴは、ワーグナーの庇護者バイエルン王ルートヴィヒ2世が築いたノイシュヴァンシュタイン城という、ゆかりある場所で行われたことも大きなポイントとなっています。バイエルン放送による収録で、ともに録音優秀です。拍手入り。・ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集 ⇒詳細検索 マルヤーナ・リポヴシェク(A) ヴォルフガング・サヴァリッシュ(P)・ワーグナー:ジークフリート牧歌 ⇒詳細検索 バイエルン国立管弦楽団のメンバー ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮) 録音時期:1991年5月4日(ライヴ) 録音場所:ノイシュヴァンシュタイン城、ゼンガーザールDisc11 : ヴェーゼンドンク歌曲集〜天使2 : とまれ3 : 温室にて4 : 悩み5 : 夢6 : ジークフリート牧歌Powered by HMV