ベルリオーズ:幻想交響曲、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(2CD)クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア、メニューイン(1966)幻想交響曲はかつて海賊盤でも有名だったもので、スタジオ盤をさらに強化(!)したようなアプローチがクレンペラー独特の美学をとことん堪能させてくれるハードな演奏。 メニューインと共演したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、直前にセッション録音が組まれていたので、もしかするとこの本番ではヴァイオリンの状態が良いかもしれません。背後のクレンペラーは、セッション盤ではバランスの問題もあって主役的な振る舞いでしたが、このライヴ録音ではどうなのかも気になるところです。 冒頭『フィガロの結婚』序曲は、クレンペラーらしさ全開の演目だけに、ここでも面白い演奏が期待できそうです。(HMV)【収録情報】・モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲 [04:39]・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲二長調 Op.61 [43:19]・ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14 [56:01] イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン) ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 オットー・クレンペラー(指揮) 録音時期:1966年1月30日 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール 録音方式:モノラル(ライヴ)Powered by HMV