「単語と文法はわかるのに、全体の意味が読みとれない」「和歌が出題されたらお手上げだ」過去問演習のそんな悩みを、一気に解決します。古文の文章や和歌を読みとるには、当時の人たちの「常識」を知ることが必要です。「卯の刻って何時?」「恋文を馬で届けるとNGなの?」問題演習&会話で古文常識と和歌を学び、古文の得点力をアップさせましょう!特長1 問題を解きながら知識が学べるまずは練習問題を解いてみましょう。本書では、問題を解きながら、古文常識や和歌の知識を学ぶことができます。特長2 見開きで読みやすいレイアウト「問題」「講義」「解答・解説・現代語訳」をそれぞれ見開きとして、読みやすく、学習しやすいレイアウトを実現しました。「講義」は先生と生徒の会話形式!専門的な内容を、イラストをまじえてわかりやすく解説しています。特長3 入試で出る古文常識を一冊でマスター古文常識は、入試で問われる内容を厳選し、問題演習の中で学べる構成としています。巻末のさくいんを使えば、重要事項をすぐに調べることもできます。特長4 和歌修辞の基本から応用問題まで共通テストや難関大学での出題率が高い和歌は、マスターしているかしていないかで大きな差がつきます。本書では、和歌の修辞の基本をわかりやすく丁寧に説明するとともに、文章と和歌が組み合わされた応用問題を多数掲載。和歌の問題を集中的に演習したい人にぴったりです。はじめに本書の特長本書の使い方出典・難易度一覧●古文常識編第1章 貴族の女君の一生あれこれ1 おとなの女になりました2 女の教養を身につけよう3 落窪の君、不幸な境遇です4 若紫、周りに翻弄される5 空蝉、尼として生きる第2章 恋の始まりから結婚生活まで1 ひと目見たその日から2 恋文が来て、返事をして3 初めての夜、そして翌朝4 今夜も通って、結婚成立5 兼家は、作者のもとに通う6 乳母は語る、よき妻とは第3章 昔の時刻や方位、月と調度品1 時刻・方位の昔の呼び方2 月の異名と季節感のずれ3 月の見え方と人物の行動4 貴族の衣装、着る人と場面5 お庭・建物、調度品第4章 天皇・宮中と役人たちの世界1 天皇とその周辺の人たち2 皇位継承をめぐる争い3 天皇の子どもと孫たち4 お妃たちとその住まい5 役人たちの位階と官職6 除目で国司になれない人第5章 宿世と信仰・仏教、そして死1 物忌み、誰も逃れられない2 修行僧、こんな生き方をする3 皇女様、男と東国で暮らす4 中宮、出産後にみまかる5 亡き人を、このように弔う●和歌編第6章 和歌は修辞の理解から 基本編1 枕詞2 掛詞3 序詞4 縁語5 和歌の世界いろいろ第7章 和歌は文章との関連を 応用編1 「みの」には二つの意味が2 「安積山…」には和歌修辞が3 「初恋」という題で詠んだ4 あの歌を踏まえて理解せよ5 場面にぴったりな挨拶の歌6 おしゃれでみごとな切り返し7 「いはしみづ」に仕掛けが8 「あき」ならこれがお約束9 返事の歌はYESかNOかさくいん