サックスでバッハを奏でる名手ヘッケマ、新たなソロ・アルバムを発表じっくり練り上げた彫りの深いアレンジ!これまでもバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータや無伴奏チェロ組曲を自身で編曲しサックスで演奏してきた名手ラーフ・ヘッケマが、新たなバッハ・アルバムを発表。2020年から21年にかけてのパンデミックの憂鬱は、しだいに内省的な芸術へと目を向けさせ、バッハをより心地よく聴かせるためのプロジェクトを生むことになりました。最終的には、穏やかな気持ちで多くの時間を使い、製作に取り組むことができたといいます。 3曲ある無伴奏ヴァイオリン・ソナタは任意の楽章を抜粋し、1曲のソナタに再構成。サクソフォンの魅力を活かした独奏曲に仕立て上げられました。初期の鍵盤曲『半音階的幻想曲』や『幻想曲』ではほとばしる熱気を失うことのないように効果的な編曲が試みられています。ヘッケマも敬う古楽界の巨匠、トン・コープマンに助言を乞い、練り上げたアレンジだそう。一方、同じ管楽器であるフルート独奏のために書かれたBWV.1013は、とても素直な編曲で、曲本来の歌がそのまま提示されます。(輸入元情報)【収録情報】J.S.バッハ:1. ソナタ〜アダージョ(BWV.1001-1) - アレグロ(BWV.1003-4) - ラルゴ(BWV.1005-3) - アレグロ・アッサイ(BWV.1005-4) - グラーヴェ(BWV.1003-1) - プレスト(BWV.1001-4)2. 半音階的幻想曲 BWV.9033. 幻想曲 BWV.9224. プレリュードとアレグロ BWV.998より5. パルティータ BWV.1013 ラーフ・ヘッケマ(サクソフォン、編曲) 使用楽器: 1:Yanagisawa soprano saxophone (1992), mouthpiece Vandoren S27 2:Buffet-Crampon Prestige alto saxophone (1984), vintage mouthpiece, refaced by Raaf Hekkema 3:Yanagisawa soprano saxophone (1992), mouthpiece Vandoren S27 4:Buescher straight alto saxophone (1927), mouthpiece by Buescher 5:Buescher curved soprano saxophone (1924), mouthpiece by Buescher 録音時期:2022年10月25-27日 録音場所:オランダ、アーネム 録音方式:ステレオ(DSD/セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUNDPowered by HMV