経済活動での情報活用と情報技術の進展が相まって、経営情報システム(MIS:Management Information Systems)の質的、量的進展が著しい。それにしたがって、システム開発もさまざまな形で行われるようになっている。その結果、書店にならべられているシステム開発に関する書籍で理解されるように、その種類と量は驚くべきものがある。そして、それらの多くは個別的なシステム開発を取り上げている。それは、MISの部分毎に多くの設計手法や開発手段が提供された結果である。そこで、この現状を整理し、MISのシステム開発について体系化することが本書の目的である。