ベイヌムによるフランス作品の理想的な演奏珍しいフランク作品とラヴェルの傑作3作をカップリングしたエドゥアルド・ヴァン・ベイヌムのアルバムが、新規リマスタリングされてエロクァンス・シリーズに堂々の仲間入りです。 ベイヌムはモーツァルトからマーラーにいたるオーストリア=ドイツの作曲家の演奏で特に知られる指揮者ですが、オーケストラの幅広い音色を操る達人で、フランス作品の理想的な演奏も実現しています。彼はウィレム・メンゲルベルクの優れた後継者で、1945年からその14年後に早すぎる死を迎えるまでの間ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の音楽監督を務めました。 交響詩『プシュケ』は、初めブルックナーの第7交響曲とともに発売されましたが、ここでは1943年にゲーザ・アンダのソロで録音されドイツ・グラモフォンから発売されたフランクの人気曲、ピアノのための協奏作品『交響的変奏曲』とカップリングされています。 『スペイン狂詩曲』は、アムステルダムのコンセルトヘボウで戦後初めてデッカによって行われた録音の一つで、今でもベイヌムの優秀録音として注目を集めているものです。この『スペイン狂詩曲』録音の12年後に録音されたのがラヴェルによる管弦楽作品『ボレロ』と『ラ・ヴァルス』で、10インチLPでPHILIPSから初めて発売されました。今回最新デジタル・マスタリングにより、驚くほど生き生きとした演奏で聴くことができます。(輸入元情報)【収録情報】1. フランク:交響詩『プシュケ』2. フランク:交響的変奏曲3. ラヴェル:スペイン狂詩曲4. ラヴェル:ボレロ5. ラヴェル:ラ・ヴァルス ゲーザ・アンダ(ピアノ:2) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム(指揮) 録音時期:1943年5月17-21日(2)、1946年9月10日(3)、1953年5月19日〜6月1日(1)、1958年6月30日(4)、9月25日(5) 録音場所:アムステルダム、コンセルトヘボウ 録音方式:モノラル(1-3)、ステレオ(4,5)/セッションPowered by HMV