ロンドンをベースに活動する5人組バンド、フィクション。ジェイムス・ハワード、マイク・バレット、ニック・バレット、デイヴ・ミラー、ジェイコブ・スメッドガード。2ndシングル「ビッグ・シングス」がBBCラジオ『6music』のプレイリストに入り、フォードの広告に使用されたこときっかけに、自分たちの奏でる音楽に可能性があることを認識する。アルバム制作過程から、ウォーペイント、メトロノミー、エヴリシング・エヴリシングらのサポートとしてツアー経験を積む。昨年夏に発表した新曲「ケアフル」は、『ザ・サンデー・タイムス』に、「間違いなく今年のシングル・オブ・ジ・イヤー候補の曲」と言わせた。そして18ヵ月を経て発表された彼らの待望のデビュー・アルバム『ザ・ビッグ・アザー』は、アッシュ・ワークマン(ヴェロニカ・フォールズ、メトロノミー、クラークソンズ、ナイト・ワークスなどを手掛ける)、そしてジェイムス・フォード(アークティック・モンキーズ、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、シミアン・モバイル・ディスコ、ミステリー・ジェッツなどを手掛ける)プロデュースによるもの。制限されたメロディとハーモニーの使用は、よりリラックス感と心地良さを与える仕上がりで、バンドの音楽的進歩を顕著に表した作品となっている。リード・トラックの「パーティング・ジェスチャー」は、一つの音的斜面であり、イントロに相応しい楽曲とバンドは語る。一方の「ヴァーティゴ・イン・ベッド」は、控えめであって低音でグルーヴィーなベースラインが特徴であるもうひとつのハイライト。そして「ジ・アップル」は、イギリスの数学者で、同性愛者のため逮捕され、その生涯を齧りかけのリンゴを手に、青酸中毒によって幕を閉じたアラン・チューリングへのオマージュ。野心的で、複雑に進化する今作のフィナーレを飾るのに持ってこいの、痛みにあふれた1曲である。(メーカー・インフォメーションより)Disc11 : Parting Gesture2 : Careful3 : Museum4 : Big Things5 : Step Ahead6 : See Me Walk7 : Be Clear8 : Mirror Box9 : Vertigo in Bed10 : To Stick To11 : ApplePowered by HMV最高の音で楽しむために!