商品の説明

　Ampeg/Dan Armstrong Lucite Bassが入荷いたしました。
　創業当初からアンプを主力製品としていた米Ampeg社が、楽器本体の市場への参入を目指し、1968年に当時ミュージシャン/ギタービルダーであり、後にコンプレッサーの名機”Orange Squeezer”を開発したダン・アームストロング氏にデザインを依頼し製造された希少なベースです。
　発売当初、同時に発売されたLucite Guitarの広告にはThe Rolling Stonesのキース・リチャーズが採用され、レコーディングにも使用されました。
　Lucite(ルーサイト)と呼ばれる透明なプレキシグラス(アクリル樹脂)製のボディが採用され、外観・サウンド共に大変特徴的な楽器になっています。
　1969〜1971年のわずかな期間に発売され、1998年には日本製でリイシューされています。
　本機はオリジナルのビンテージ品で、ポットデイトより1969年の製造と判断しております。
　ピックアップには、Bill Lawrence氏が設計に携わった、カートリッジ式で脱着が可能な”Quick Change Pickup”が採用されています。
　現在は入手困難かと思われますが、発売当時はサウンドキャラクターの異なる7種類ほどの交換用ピックアップがラインナップされていました。
　本個体には最も標準的なバー・マグネットのシングルコイルが搭載されています。
　ネックスケールにはフェンダー・ムスタングベースと同じ30インチ・ショートスケールを採用。
　ダブルカッタウェイ・デザインのボディに24フレット仕様で、ハイポジションの演奏性も良好です。
　ペグにはギター用のGROVERが採用されている点からも、同時に発売されたギターとの関係性が見て取れます。
　指板やブリッジ、フィンガーレスト等木部には、ワシントン条約にて取引が規制され、現在では使用が困難なハカランダ/ブラジリアン・ローズウッドを贅沢に使用。
　ナット交換・ネックねじれ・ピックガード割れ補修・ピックアップの塗装剥がれがありますが、十分にご使用が可能なコンディションです。
　当店リペア部門にて全体メンテナンス済です。

＜メンテナンス箇所＞
・全体クリーニング
・フレット/指板のクリーニング
・全体セットアップ(弦高/トラスロッド調整/オクターブ)

　現状ネックは弱順反り、弦高は12F上で全弦3.0mmのセッティングです。
　ネック1弦側にねじれがありますが、ビビりや音詰まり等不具合はなく、極端な弾きにくさは感じられません。
　トラスロッドは左右に調整の余裕があります。
　フレットはオリジナルで、残量は7割程度になります。
　ナットは交換されており、十分に残量があります。
　ネック裏ラッカー塗装には、使用に伴う剥げが見られます。
　ピックガードのジャック部分が割れており、裏から板で補強されています。使用上不具合はありません。
　ピックガードビス一箇所が折れこんでおり、横に移設されています。
　ピックアップにはバーマグネット周囲の塗装割れが見られます。
　電装系はジャックのみ交換されています。現状でガリ等不具合はありません。
　ボディの状態は全体的に良好ですが、使用に伴う小キズや軽微な打痕は部分的に見られます。
　オリジナル・ハードケースが付属します。

＜スペック＞
ネック材：メイプル
指板材：ハカランダ
ボディ材：アクリル
フレット数：24フレット
スケール：30インチショートスケール
ナット幅：約41mm
指板R：7.25R
重量：4.3kg
付属品：純正ハードケース

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ご本人様確認が取れない場合、ご注文をキャンセルさせていただく場合がございますのであらかじめご了承ください。

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