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マレの傑作歌劇『アルシオーヌ』、250年の時を経てパリ上演のライヴ録音マレの音楽の第一人者、サヴァールによる決定的名盤の登場!マラン・マレの大傑作オペラ『アルシオーヌ』をサヴァールが録音しました(ライヴ録音)。『アルシオーヌ』は1706年に初演された、ルイ14世時代最後のトラジェディ・リリック。神話に題材をとり、君主の栄光を讃え、舞踊と舞台すべてに贅を尽くした、スペクタクルのきわめつけ作品といえます。サヴァール自身も行っているように、器楽(管弦楽)曲を抜粋して組曲として演奏・録音する機会はありますが、歌劇としての録音は貴重。映画「めぐりあう朝」でマラン・マレの名と音楽を世界に再認識させた立役者であるサヴァールが、1771年に上演されて以降約250年の時を経て、2017年に初めてパリで上演した際のライヴ録音です。この歴史的な作品に、期待を裏切らない名演が登場しました。 当時、音楽が、ダンスやほかのエンターテイメントに移行しつつあったにもかかわらず、『アルシオーヌ』はオペラ座で1719年、1730年、1741年、1756年、1757年、1771年と長きにわたって何度も再演されました。特に嵐のシーンは絶大な人気を誇り、リュリ、カンプラものちにこの場面を引用しています。この音楽はのちのベートーヴェンの『田園』へと続く描写音楽の先駆けとなったともいえます。また、合唱の場面で当時の人々が広く知っていた民謡が引用されていることも、この作品が広く熱狂的に受け入れられた理由のひとつだったようです。 登場人物たちの繊細な感情を美しく繊細に描く管弦楽は見事。現代の巨匠サヴァールとサヴァール率いるル・コンセール・デ・ナシオン、そして世界的に活躍する歌手たちによる最高の演奏をおたのしみいただけます。【あらすじ】風の神エオルの娘アルシオーヌと、光の神フォスフォルスの息子セイクスの間の恋の物語。プロローグはおきまりのアポロン(=ルイ14世) が登場し、ミューズの神々に、物語を語るよううながすところから始まります。物語の本筋は、愛し合っているアルシオーヌとセイクスの婚礼の準備の場面で幕を開けますが、セイクスの友人ペレもアルシオーヌを愛していたことから、様々な困難やすれ違いが生じていきます。セイクスは神託をうかがうために周囲が止めるなか航海に出ますが、アルシオーヌは夢の中でセイクスが海で遭難したと告げられます。そしてアルシオーヌは、岸辺に打ち上げられたセイクスの亡骸を見つけると、自ら命を絶ちます。ふたりの愛に感動した神々によってセイクスとアルシオーヌは永遠の命を授けられ、最後ふたりはかわせみとなり、仲睦まじく暮らしました。(輸入元情報)【収録情報】● マレ:歌劇『アルシオーヌ』全曲Disc1・プロローグ (30:45)・第1幕 (29:29)Disc2・第2幕 (25:41)・第3幕 (28:31)Disc3・第4幕 (29:53)・第5幕 (31:16) アルシオーヌ(風の神エオルの娘):レア・デザンドル(ソプラノ) セイクス:シリル・オヴィティ(テノール) ペレ(セイクスの友人):マルク・モイヨン(バリトン) パン、フォルバス(魔術師):リサンドロ・アバディ(バリトン) フォスフォルス:ガブリエル・ジュブラン(カウンターテナー)、他 ル・コンセール・デ・ナシオン(合唱&管弦楽) マンフレード・クレーマー(コンチェルティーノ&指揮アシスタント) ヴィド・プランティエ(ソロ、第2ヴァイオリン) ジョルディ・サヴァール(指揮) 録音時期:2017年4月、5月 録音場所:パリ、オペラ・コミック 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUNDPowered by HMV
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