ポーランド系ノルウェー人のアルト・サックス奏者マチェイ・オバラのカルテットによるECMからの3枚目。『Unloved』(2017年)、『Three Crowns』(2019年)から続く物語を展開した作品で2022年夏にオスロにてレコーディングされた最新作は、カルテットの創造的な音楽的相互作用のセンスが再び前面に出ており、これまでで最強のステートメントと言えるかもしれない。オバラの新曲は、ドミニク・ワニアとの直感的な音楽的関係を最適な形で浮き彫りにしており、オーレ・モーテン・ヴォーガンとガール・ニルセンは、リズム・セクションの役割を絶えず超越して、サックス奏者やピアニストと説得力のあるインタープレイを展開する。<収録内容>1. Dry Mountain2. Black Cauldron3. Frozen Silence4. High Stone5. Rainbow Leaves6. Twilight7. Waves Of Glyma8. Flying Pixies