ブルガリア期待の若手イラリオノヴァの素敵なフランス近代ヴァイオリン作品集！意外なところから素敵なフランス近代ヴァイオリン作品集が登場。ブルガリアの若いヴァイオリニスト、ゾルニツァ・イラリオノヴァの、おそらく初CDと思われます。彼女についてはこのCDにも詳しい経歴が載っていませんが、1992年ブルガリア北部のプレヴェンの生まれで母親もヴァイオリニスト。ソフィア国立音楽院を修了後、マドリードのソフィア王妃高等音楽院でカザフスタン出身でオイストラフの高弟ザハール・ブロンに学び、さらにソフィアの新ブルガリア大学でブルガリアの高名なヴァイオリニスト、マリオ・ホッセンにも学んでいます。　まだ国際的に活躍し始めて5年というところですが、このCDを聴けば彼女が既に大きな魅力を持っていることに気付かされることでしょう。線の細いながらも美音の持ち主で、バリバリ弾くのではなく、音に愛情を込めるような弾き方が素敵。しばしば技巧誇示的に演奏されるサン＝サーンス／イザイの『ワルツ形式の練習曲』もいかにもサロン的優美さが漂います。ショーソンの詩曲、フランクのソナタ、ドビュッシーのソナタといった有名曲でも気負わず丁寧に演奏しており、成熟味には薄いかもしれませんが、若く素直な音楽を楽しめます。マリア＝エレナ・スレデヴァのピアノが若いヴァイオリニストをよく助けています。（輸入元情報）【収録情報】● ショーソン：詩曲● フランク：ヴァイオリン・ソナタ イ長調● ドビュッシー：ヴァイオリン・ソナタ● サン＝サーンス／イザイ編：ワルツ形式の練習曲　ゾルニツァ・イラリオノヴァ（ヴァイオリン）　マリア＝エレナ・スレデヴァ（ピアノ）　録音時期：2021年1月　録音場所：ソフィア　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）Powered by HMV