ベートーヴェンに筆を執らせた18世紀のホルン大奏者、ジョヴァンニ・プントゆかりのプログラムナチュラルホルンの奏者として世界に名をはせる名手ズヴァールトと、ピアノのメルニコフによるデュオ・アルバムの登場。18世紀のホルンの名手で、ベートーヴェンにもホルン・ソナタの筆を執らせた、ジョヴァンニ・プント[1746-1803](本名ヤン・ヴァーツラフ・スティフ)ゆかりの作品をプログラムしています。ズヴァールトのプントについての博士研究が下地となったアルバムです。 ズヴァールトが使用している楽器は、19世紀頃に主にフランスで制作されていた、コール・ソロ、つまりオーケストラではなく、ソロのホルン奏者のための楽器。その中でも、低音域も出る楽器コール・バスを使用。マウスピースは通常使い慣れたものより2ミリ広いコール・バスのためのものを使っています。これのおかげでホルンの音色がよりベルベットのようになり、つんざくような音色がでなくなり、さらに音域の跳躍もこなせるとのこと。プント自身16曲のホルン協奏曲をのこし、さらにプントが亡くなった後も同時代の作曲家たちが名手プントに触発されてホルンのための作品を書きました。その中からの選りすぐりを、名手ズヴァールトとメルニコフによるフォルテピアノというこれ以上ない理想的な組み合わせで聴くことができる、貴重なアルバムです。(輸入元情報)【収録情報】1. ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.172. リース:ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.343. プント:ホルン協奏曲第1番(ピアノ伴奏編曲版)4. ダンツィ:ホルン・ソナタ 変ホ長調 Op.28 トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト(ホルン/cor solo by Couesnon, 1900) アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ) 使用楽器: クリストフ・ケルン制作/1796年製アントン・ヴァルター・モデル(2) 1830年頃のアロイス・グラフ・モデル/エドウィン・ボインク修復(1,3,4) 録音時期:2020年1月 録音場所:テルデックス・スタジオ・ベルリン 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV