ヒュッレムの一計。成功なるか? オスマン帝国皇帝・スレイマンの寵妃となったヒュッレムだが皇帝の後継をめぐり、かつて愛した大宰相・イブラヒムとの対立はさらに深まっていく。そんな中、スレイマンはペルシア遠征に、総司令官としてイブラヒムを送り出す。一方、ハンガリーの代理大使・アルヴィーゼの統治に市民たちの不満が募っているとしったヒュッレムは、かつての恋人で未だ彼を想い続ける皇女・ハディージェを思いやり、後宮を抜け出してアルヴィーゼに会うための一計を案じるけれど・・・?『天は赤い河のほとり』の番外編・「宿敵」も収録し、クライマックスへひた走る16巻!! 【編集担当からのおすすめ情報】 ついに、ついに!!ここからクライマックスに向かって走り出します。後世に「悪女」と言われた寵妃ヒュッレム。彼女のした事はオスマン帝国にどんな影響を与えていくのか?ぜひ、お見逃しなく!