現代USメタルの最高峰が5年ぶり、第8弾オリジナル・アルバムで帰還する。ヘヴィネスの原点に立ち返り、混迷の時代を撃ち抜くアメリカの絶叫。21世紀のヘヴィ・ロック・シーンにおいて、ラム・オブ・ゴッドは最強の名を欲しいままにするバンドだ。1994年、米国ヴァージニア州で結成した彼らは急速に頭角を現し、『ラス』(2009)、『レゾリューション』(2012)、『VIIシュトゥルム・ウント・ドラング〜疾風怒濤〜』(2015)は連続して全米チャートのトップ3入りを果たしている。近年は亡きファンに捧げるEP『ザ・デューク』(2016)、前身バンド:バーン・ザ・プリースト名義でのカヴァー・アルバム『リージョン:XX』(2018)、そしてマーク・モートン(ギター)がソロ・アルバム/EPを発表するなど、精力的に活動してきた彼らだが、いよいよ5年ぶりのフルレンス・アルバムを完成させた。バンドの原点に立ち返るべく、『ラム・オブ・ゴッド』と名付けられた本作。その理由についてマーク・モートンは「これこそがラム・オブ・ゴッド。バンドの創造性に対する誇りと満足感に溢れる、新鮮なエネルギーに満ちたアルバム」と表現している。結成以来のメンバーだったクリス・アドラー(ドラムス)の脱退は世界中のファンに衝撃をもたらしたものの、既にツアーに同行していたアート・クルーズを正式メンバーに起用。プロングに在籍したこともあるアートの腰骨を粉砕するドラミングを得て、バンドの新章を高らかに宣言するサウンドをもたらしている。今やメタル界の“顔”となったランディ・ブライのシャウトも切実感と威圧感を兼ね備え、バンド全体を臨界点へと牽引していく。アルバムに先駆けて公開されたリーダー・カット「チェックメイト」は超弩級ヘヴィ・サウンドに乗せて現代社会の欺瞞・ヘイト・拝金主義を痛烈に批判しており、その鋭利な切っ先がいささかも鈍っていないことを証明する楽曲だ。この曲は2020年2月14日、シカゴの“ハウス・オブ・ヴァンズ”で行われたスペシャル・ライヴで世界初披露され、新作への期待をさらに高めることになった。念願の全米チャート1位獲得なるか?また、これまで5回ノミネートされてきたグラミー賞を奪取するか?メタル界に激震をもたらす本作は、世界の耳目を集めずにいない。メガデスとのダブル・ヘッドライナー北米ツアー“ザ・メタル・ツアー・オブ・ジ・イヤー”(サポートはトリヴィアム、イン・フレイムス)も決定。KNOTFEST JAPAN 2016以来となる日本上陸も待たれる。時計の針は止まり、世界蹂躙へのカウントダウンが始まった。ラム・オブ・ゴッドの新世紀到来である。【メンバー】ランディ・ブライ (ヴォーカル)マーク・モートン (ギター)ウィル・アドラー (ギター)ジョン・キャンベル (ベース)アート・クルーズ (ドラムス)