マーラー『大地の歌』や、チェレプニン・ボックスのほか、アメリカやフランスでも高い評価を得たドビュッシー『海』でもおなじみのラン・シュイ指揮するシンガポール交響楽団は、思い切りの良い演奏で人気のあるオーケストラ。 今回はシンガポール交響楽団創立30周年を記念するディスクのレコーディングということで、ラフマニノフの交響曲第2番とヴォカリーズという、オーケストラの個性のよくあらわれる作品が選ばれています。 日本での知名度から考えるとまったく予想外の巧さと輝かしい音色、熱い爆演が魅力のシンガポール響だけに、甘美なメロディとエネルギーに満ちた傑作を、どう再現してくれるか非常に興味深いところです。 また、彼らがBISレーベルで制作しているディスクは録音が良いものが多いので、その意味でも、SACDハイブリッド盤でリリースされる今回のアルバムには期待が持てます。ラフマニノフ:・交響曲第2番ホ短調 Op.27・ヴォカリーズ Op.34-14 シンガポール交響楽団 ラン・シュイ(指揮) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUNDPowered by HMV