アルフレード・カンポーリ『ベル・カント・ヴァイオリン』Vol.5〜エルガー、ブルッフ、ブリスイタリア出身のアルフレード・カンポーリ[1906-1991]は蓄音機時代の最も重要なヴァイオリニストの一人で、軽音楽の伝え手として、自身のサロン・オーケストラのコンサートでもデッカでも1930年代に大きな成功を収めました。今回エロクァンスから発売される2枚組CDシリーズは戦後クラシック・ソリスト「カンポーリ」として生まれ変わったこのヴァイオリニストの変化に焦点を当てています。このCDはその第5弾です。 エドワード・エルガーはフリッツ・クライスラーにヴァイオリン協奏曲を献呈し、カンポーリは比類のないテクニックとすべての聴衆が彼を慕う理由でもあるポピュラー・タッチを持つヴァイオリニストとして、クライスラーの極めて優れた後継者でした。1954年10月の協奏曲の録音は、究極の「エルガリアン」であるサー・エードリアン・ボールトのサポートにより格別のものとなっています。1958年5月のブルッフの『スコットランド幻想曲』でも共演しています。 「アルフレード・カンポーリ:ベル・カント・ヴァイオリン」シリーズすべての録音がデッカ・オリジナル音源からの新規リマスタリングとなります。アーティストと演奏曲目については、カンポーリの伝記作家デイヴィッド・タンリーによる新たなブックレットの中のエッセーで詳しく解説されています(欧文のみ)。(輸入元情報)【収録情報】Disc11. エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.612. ブルッフ:スコットランド幻想曲 Op.46Disc23. ブリス:ヴァイオリン協奏曲 F.1114. ブリス:ヴァイオリンとオーケストラのための主題とカデンツァ F.120 アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン) サー・エードリアン・ボールト指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1,2) サー・アーサー・ブリス指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(3,4) 録音時期:1954年10月28,29日(1)、1955年11月(3,4)、1958年5月6-8日(2) 録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール 録音方式:モノラル(1,3,4)、ステレオ(2)/セッションPowered by HMV