昨年12月にリリースされたALBUM『SENSE』は、先行シングルもなければリリース時、本人達が作品についてメディアに語ることは一切なかった。本作は、このアルバムを引っさげて行われた延べ27万人を動員した全国ツアー「Mr.Children Tour 2011 “SENSE”」のハイライトさいたまスーパーアリーナ“東京公演”を収録した映像作品であり、これは、Mr.Childrenという「バンド」と「音楽」の生き様の記録である。■今回も日本最高峰のコンサートスタッフが再集結し、シアトリカルな手法をベースに巨大な紗幕やドットカーテンを配置デザインし、古き良き手法を現代の最新鋭のLED装置で見事に融合さることで、斬新で熱いロックンロールショーの完成を影で支えた。また、今回もライブ映像作家に話題のクリエイターを大胆に起用。オリジナルのCharacter Design、CG AnimationなどのSE(映像)や、リアルタイムでライブ映像を編集する「Openframeworks Design」など、若き才能とそれらすべてを繋ぐ最新のテクノロジーで映像送出システムを確立するためプログラミングなどを構築。他の追随を許さない圧倒的なこだわりでステージは創り上げられた。■広い会場、巨大なスクリーン、最新のPAシステム、映像機材、映し出されるオリジナルアニメーション。もちろんそれがライヴのダイナミズムとエンターテイメント性を強く押し出すサポートをしてはいるだが、そのシステムは基本的に緩急や陰影をつける脇役で、メンバー4人と小林武史が奏でるパワフルなリアルサウンドこそが主役であり、音楽の力だけでぐいぐいと会場のひとりひとりを世界に引き込んでいく瞬間を目の当たりにし、そして、音楽を通して強く強く繋がっていく実感を得る。■最新アルバム「SENSE」の楽曲「HOWL」「I’m talking about Lovin’」「I」「ロザリータ」「365日」「ロックンロールは生きている」「擬態」「Prelude」「fanfare」「Forever」に加え、震災のあとに生まれた「かぞえうた」など今回が初映像化される楽曲と、Mr.Childrenの歴史を彩ってきた数々の名曲からこのツアーのために選ばれた楽曲も、すべてがとてつもないパワーに満ち溢れている。全23曲収録。■映像は、Mr.Childrenの多くの映像作品を手がけてきた丹下紘希氏が監督。最新鋭のHDカメラを35台を投入。ライブ全体をドキュメントとして捉え、メンバーの情熱を余すところ無く映像化しています。また、ジャケット・アートワークは丹下紘希氏率いるマバタキ製作所が担当し、トータルでハイクオリティなー作品を完成させました。ご期待下さい。