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ドビュッシー没後100年リリース注目の顔合わせ!パブロ・エラス=カサドとフィルハーモニア管によるドビュッシー!まさに絵画のような色彩感ハルモニア・ムンディによるドビュッシー没後100年リリース。パブロ・エラス=カサドとフィルハーモニア管による演奏です。英国のフィルハーモニア管は1945年に創立、2008年より、エサ=ペッカ・サロネンが首席指揮者&アーティスティック・アドヴァイザーを務めており、その充実した演奏ぶりは世界が知るところです。名手ぞろいのフィルハーモニア管による『牧神』は文字通りめくるめく世界。様々な楽器が奏でる旋律に身をゆだねているうち、あっという間に終わってしまうまさに夢のような演奏です。『聖セバスティアンの殉教』は、ドビュッシーの音楽語法の様々な要素が総決算的に濃密に詰まっている作品と言われますが、神秘性たっぷりで、ドビュッシーが築きあげた和声と色彩の宮殿が目の前に立ち上ってくるようです。『海』もまさに圧巻。エラス=カサドの大きなフレーズ感と前進感が心地よいテンポは、色彩の中を駆け抜けるような、まさに絵画的な世界。フィルハーモニア管の面々の巧さにも改めて感心させられます。ドビュッシー没後100年リリースを名乗るにふさわしい素晴らしい演奏です。 ドビュッシーの『聖セバスティアンの殉教』は、もともとは当時のセレブ的詩人、ガブリエーレ・ダヌンツィオが書いた4000行から成る聖史劇の詩のための付随音楽。その物語は、異教徒たちによって、火あぶりの刑に処されそうになっている双子の兄弟を見たセバスティアン(のちの聖人セバスティアン(セバスティアヌス))が、キリスト教に目覚め、不思議な力を得、様々な奇跡を起こすが、最後は自らも処刑されてしまうというもの。実際にすべての詩を朗読しながら上演すると4時間以上もかかる大作ですが、その中でドビュッシーの音楽は一時間弱分ほどしかないことから、今日では完全版で演奏されることはほとんどなく、このように四曲の抜粋から成る交響的断章か、音楽部分を抜粋して演奏されています。ドビュッシーがこの作品の作曲の契約書にサインをしたのは1910年12月、詩が書き上がる予定日は翌11年3月、そして初演は5月、とすべてがギリギリの状態の中での契約でした。このような明らかに困難と思われる仕事を引き受けたのは、当時のドビュッシーの経済状態の困難さがあったから、とされています。初演までのスケジュール、そして初演に際しても様々な困難がありましたが、しかし、そんな状況での初演で、ドビュッシーは、自分が構想に描いていたような魅惑の和声の宮殿が彼の目の前に現れ涙した、という記録が残っています。この作品が、彼の芸術的発展における特別な存在であることは間違いないでしょう。(写真c Fernando Sancho)(輸入元情報)【収録情報】ドビュッシー:● 牧神の午後への前奏曲● 『聖セバスティアンの殉教』交響的断章(百合の園/第一幕の法悦の踊りとフィナーレ/受難/よき羊飼い)● 交響詩『海』 フィルハーモニア管弦楽団 パブロ・エラス=カサド(指揮) 録音時期:2018年1月 録音場所:ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール&ロイヤル・フェスティヴァル・ホール 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV
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