日本では『ツェルニー』などが、こどものエチュードとして定着していますが、そんな日本でまだあまり知られていない、素晴らしいエチュードがたくさんあり、ヨーロッパではそんなエチュードがよく使われています。 本書では、イタリア、フランス、ドイツ、オーストリア、イギリス、ハンガリーの人気の高い作曲家の効果的な選りすぐりのエチュードを集めました。 レベルは、一番大切な時期である『ツェルニー』100番から30番、『クラーマー=ビューロー』程度です。 エチュードは曲とは違い、テクニック上達の目的があります。その目的がしっかり身に付くような曲を選んでいます。 また、指の独立、指の動き、日本人が苦手とする手首のしなやかさにポイントを置いています。
1巻はバイエルと並行して始められるくらい易しくて短いエチュードからスタートしています。 1→2→3と巻を経る毎に「ツェルニー30番」に近づくように、ゆるやかにレベルアップしていく構成なので、梯子を昇っていくように、挫折することなく「ツェルニー30番」程度のテクニックが身に付きます。
※本書は「黒河好子監修 バイエル中後半〜ツェルニー30番の間のエチュード オムニバス・エチュード 1」(GTP01089954)と同じ内容です。