競技スポーツのパフォーマンス発揮との関連を起源とするスポーツ心理学。近年は,競技スポーツのみならず,教育,健康,医療,福祉,障がい等の領域においても,その知見や方法が活かされるようになってきた。本書では,その研究成果を紹介し,スポーツ活動を通しての人間理解や心身の健全な成長・発達促進への寄与を考える。◆◆◆主なもくじ◆◆◆第1章 スポーツ心理学へのいざない 第2章 トップアスリートの心理サポート ◎現場の声1 競技スポーツ分野で働くための,心理サポートに関する資格第3章 体育系大学における心理サポート機関 ◎現場の声2 スポーツカウンセリングルームの運営第4章 受傷アスリートへの心理サポート ◎現場の声3 受傷アスリートの心理相談第5章 スポーツ心理学を活かした私設開業第6章 女性アスリートの心理支援の現状と課題第7章 健康づくりの現場とスポーツ心理学 ◎現場の声4 従業員の心の健康をつくる仕事 ◎現場の声5 チーム医療の一員としてのスポーツ心理学者第8章 心理治療的キャンプにおけるキャンプカウンセラーの仕事第9章 幼児教育の現場に活かされるスポーツ心理学付録 さらに勉強するための推薦図書◆◆◆シリーズ心理学と仕事 全20巻 ラインナップ紹介◆◆◆ 1感覚・知覚心理学/2神経・生理心理学/3認知心理学/4学習心理学/ 5発達心理学/6高齢者心理学/7教育・学校心理学/8臨床心理学/ 9知能・性格心理学/10社会心理学/11産業・組織心理学/12健康心理学/ 13スポーツ心理学/14福祉心理学/15障害者心理学/16司法・犯罪心理学/ 17環境心理学/18交通心理学/19音響・音楽心理学/20ICT・情報行動心理学心理学を活かした仕事を目指す高校生・大学生・社会人,そして,進路指導や心理学教育に携わる教育関係者に向けて,多彩な心理学ワールドを紹介。実際に働く人々の「現場の声」も交えながら,シリーズ総勢 300名以上の執筆陣が,心理学の今を伝える。心理学って面白そう! どんな仕事で活かされている?国家資格として「公認心理師」が定められ,心理学と仕事とのつながりに関心が高まる中,シリーズ[全20巻]刊行開始!