鉄道150周年を迎えた今年、鉄道の歴史に大きな関心が寄せられているが、日本の鉄道のこれまでの歴史を「列車名」という切り口から概観した大事典の最新増補改訂版が登場。鉄道の歴史研究に絶対必要なベーシックな基礎資料として、類例のない必携書となっている。列車設定の経緯やその時代背景、車両需給や運用の変化、車両の変遷など、列車名ごとの歩みを詳細に解説する。列車の愛称そのものの歴史はもちろん、列車が社会に与えた影響や経済発展に寄与した側面など、列車名からアプローチした日本近代史としても価値の高い一冊だ。また、エポックとなった車両や初日の様子など、貴重な写真も厳選して掲載し、列車を通して鉄道への理解を深める配慮がなされている。西九州新幹線開業におけるダイヤ改正後の情報までをフォローし、新設特急「かささぎ」や「リレーかもめ」などまで掲載しており、鉄道150年の節目の年にふさわしい大百科事典の誕生といえる。【CONTENTS】本書の構成と表記について列車名略史【あ】行の列車名【か】行の列車名【さ】行の列車名【た】行の列車名【な】行の列車名【は】行の列車名【ま】行の列車名【や】行の列車名【ら】行の列車名【わ】行の列車名巻末付録・愛称名付きJR快速・普通列車一覧巻末付録・愛称名付き私鉄列車一覧