中小企業はいかにして国際化に向かうか。その方向性と特徴、課題について論究する。かつて脆弱な存在とみなされた中小企業が中核企業(大企業)との取引関係を通じて蓄積した技術力、イノベーションを梃に、自立化を進め、国際化に向かう。その胎動を企業城下町日立地域にみてとり、史的・定性的・定量的分析を交えながら、実像に迫る。序章第1章 先行研究の検討第2章 日立製作所の外注政策展開過程第3章 分析枠組みの設定第4章 日立地域中小企業の国際化と自立化に関する仮説と定量分析第5章 事例研究 タイプ1及びタイプ3に発展した中小企業について第6章 事例研究 国際化準備段階にあるタイプ3及びタイプ4の中小企業第7章 事例研究 転入企業終章