海外に向けてのグローバル化を推進してきた日本、しかし日本国内のグローバル化は遅れている。世界に先駆けた我が国の人口減少、高齢化の克服にはヒト・モノ・カネ・情報などの双方向のグローバル化が不可欠である。外国人材活用、対内投資促進、それらを拡大するための対外広報活動を中心に「内なるグローバル化」促進への施策を提言、および商社の果たすべき役割を検討する。はじめに第1章 「内なるグローバル化」とは何かー世界の知恵と活力を日本に1節 一方向だったグローバル化ー外からの人材・企業 なお低調2節 なぜ「内なるグローバル化」が必要かー革新促し 豊かさ引き寄せる第2章 海外からの人の受け入れ1節 日本の海外からの人の受け入れの現状2節 人材多様化に挑む商社ー海外の事業創造を、国内にも新風期待3節 多様な働き方用意をー双方向の人材交流増やせ第3章 海外からの投資の受け入れ1節 拡大基調にあるが、国際的には低位にある対日投資2節 新たな価値を日本にー販路やパートナー確保で商社貢献3節 外国企業の不安解消をー税や規制見直し、挑戦引き出せ第4章 商社による日本発信と外国人支援ーインバウンドの裾野広げる1節 商社の海外での放送事業と教育支援・国際交流2節 専門人材生かし対日ビジネスと国際交流を支援第5章 総括1節 なぜ、いま「内なるグローバル化」が必要なのか2節 ピンチをチャンスに変える発想を3節 「内なるグローバル化」とは21世紀の日本開国4節 新生オール・ジャパンを目指しておわりに