ビジネスプロセスマネジメント(BPM)は、ビジネスパーソンの必須スキルとして重要視されているものの、いまだ正確なイメージを持てずにいる人・組織は少なくない。本書は、BPMの考えや仕組みをわかりやすく解説し、業務理解の入門書として好評を博した前著『ビジネスプロセスの教科書』(2015年7月刊行)をもとに、業務のデジタル化や経営環境の変化など最新の潮流に伴う変化を反映。さらに、数多くの事例を通してビジネスプロセスにおける課題を浮き彫りにし、全体の構造を見抜く視点や考え方、人・組織のあり方、効果的に変革していくため方法を解説し、全体の7割をアップデートした大改訂版である。経営者や現場に携わる業務担当者の疑問に答える、最も新しく、最も実践性の高いBPM書籍の決定版。はじめに ビジネスプロセスは「正確性と迅速性」から「共感性と柔軟性」へ第一章 ビジネスプロセスはお客様の期待から始まる ──アイデアを実行力に転換し、価値を届ける──コラム 共感の対象は“お客様”だけではない第二章 プロセス本来の姿を明らかにし、問題を解決する ──ビジネスプロセスマネジメントの三つのポイント──コラム ビジネスプロセスにおける“問題”とは何か第三章 “鳥の目”でビジネスの構造を俯瞰する ──プロセスマップから始まるプロセスの理解──コラム プロセスの理想的な分析範囲はどこまでか第四章 デジタル内部にも光を当て、責任の空白地帯をなくす ──プロセスの構造管理と変革の要「プロセスオーナー」──コラム ビジネスプロセス“マネジメント”のデジタル化第五章 “虫の目”で業務を徹底的に分解する ──「IGOE+P」で理解する仕事の構造──コラム 事業構造を“ブロック”として捉える第六章 あなたは自分の仕事の価値を語れるか ──言葉と数値でプロセスの目的と目標を明らかにする──コラム プロセスの状況をデータからも読み解く第七章 ブロックの置き換えでビジネスの価値を高める ──ビジネスプロセス変革の二つの進め方──コラム 変革のアイデアを求めて外の世界へ飛び出す第八章 境界を越えてネットワークで共創する ──ビジネスプロセスマネジメントを推進する人と組織──コラム ビジネスプロセスマネジメントの周囲に広がる世界おわりに 日本にもビジネスプロセスマネジメントのコミュニティを育てようビジネスプロセスマネジメントをより深く学ぶための参考書籍