事業承継といえば、「複雑で難しい」というのが通り相場。本書は、そんな常識をくつがえす圧倒的な分かりやすさで好評を得てきたロングセラーの増補三訂版です。2015年の初版発行以来、2018年の改訂新版の発行を経て、本書は刷りを重ねながら、多くの経営者の皆さんや金融機関の皆さんにご愛読いただいてきました。今回の増補三訂版では、内容のアップデートはもちろん、新たに「特例事業承継税制」に関する章を設け、よりタイムリーで充実した内容に進化しています(旧版に比べ、32ページ増)。あえて難解な税法の条文や税法上の解釈を避けることで、税法になじみのない経営者や、金融機関の一般行員にもラクラク読める本になっているのが本書の大きな特長。読みやすい2色刷り。会話を使った解説、豊富なイラストや図解により、気軽に読み進められる一冊となっています。ただし、本書は単に分かりやすいだけではありません。中小企業の事業承継対策の切り札といわれる「持株会社の活用」や種類株の活用など、「使える手法」をガッチリを解説しており、この一冊で、十分な対策立案が可能。経営者の皆さんにも、そのアドバイザーとなるべき金融機関の皆さんにも、おすすめ&必読の一冊です。