経営学の本格的な研究が始まってから約100年が経過し、素朴な形で出発した経営学も量的にも質的にも大きく発展した。これまで、経営学の総論の歴史を明らかにするものは存在するが、各論の歴史はまとまった形では明らかにされていないというのが実情であった。本書は2つの部から構成されており、第1部においては、経営学方法論の歴史、さらに、価値創造の流れ、貨幣の流れ、マネジメントおよびマネジメントの用具に関する各論の歴史が論じられている。また、第2部においては、今日の企業したがって経営学にとって重要な4つの問題が取り上げられている。