「コムドットは、売れるべくして売れた」リーダーとして、社長として時代の先頭を突き進むコムドットやまとが積み重ねてきた泥くさい試行錯誤と緻密な分析、そして徹底的に練り込まれた戦略の全てを初めて明かす。ー「はじめに」より私のクリエイティブのルールは「吐き切り」にある。私は、本を読むことが好きで、年間100冊を超える本を購読するが、著者によっては同じような内容を数冊にわたって書いていることに気づいた。ビジネスの視点で言えば賢いのかもしれないが、読者としてはフラストレーションが残る。『聖域』では、当時私が伝えたかったこと、自分が持っている全てを、伝えたかった若者たちに向けて、吐き切った自信がある。そして、今回の『アイドル2.0』では、コムドットが実際に行ってきた戦略や今後の展望、業界に対する分析等、現時点で私が持っている全てを吐き切るつもりである。通常戦略や分析を公開することに対してはデメリットが多いと考える人が多いだろうが、私の狙いは吐き切りを行うことで退路を断ち、次のフェーズに辿り着くことである。この本は自らの成功の鎖を切るために執筆するといっても過言ではない。この本を手に取ってくれた人にとっての「人生の一冊」になるよう最後まで本書と向き合い尽力することをここで宣言させていただこう。1章 コムドットが売れた17の理由ルーツは地元にあり/ノリの正義/怒りから生み出された旗/70点クオリティの正義/戦略的ナンパ/顧客のターゲティング/価値の創造/今会えるYouTuber/TikTok 戦略/オセロ戦略 -悪名を売るー/オセロ戦略 -印象逆転ー/会社の設立/道をあけろ/新世代同盟/部活動精神/毎日打席に立つ/コムドット劇場2章 令和の「YouTube 論争」芸能人vs YouTuber/YouTube とTikTok の違い/難攻不落のZ世代/炎上論/「好きなことで、生きていく」は幻想/ペルソナを使い分けろ/コンテンツの自己分析/圧倒的視聴者主義/小銭を稼ぐな/YouTuber の「オワコン化」現象/差別化を武器に変えろ/新時代のYouTuber/気持ち会議/日本はダサすぎる3章 鈴木大飛のリーダー論なぜあなたがリーダーなのか/リーダーの心得/抱け、導け/完璧主義という名の罠/理解者であれ/「みんな違ってみんないい」は甘え/新時代のリーダー/絶対的メンター/独裁のススメ/新入社員の条件/社長が唯一叱る時/旗を掲げろ4章 鈴木大飛のセルフブランディング論なぜ今、セルフブランディングが必要か/セルフブランディングの方法1/セルフブランディングの方法2/承認欲求との共存/環境を選べ/コミュニティを複数持て/個性の発掘/「尖り」の正体/羅針盤を離すな