最新入試評論から、テーマに直結する語、文脈を把握する手がかりとなる語、小論文の課題文を読解したり実際に小論文を書く際に有効な語など、収録語すべてが評論読解のキーワードとなる500語を厳選し、全5章に配置しています。今回の改訂にあたり、約1割弱の語を差し替えています。評論に頻出する対立概念を押さえるキーワードから、筆者の主張を述べる際に現れやすい必修語やカタカナ語を経て、評論の中心テーマに直結する主題語まで、章の展開がそのまま読解力の深まりに直結していく章構成になっています。改訂に伴いレイアウトを一新し、見出し語・解説・用例の関係がより密接になるように配慮したことで、掲載情報が見やすくわかりやすい誌面構成となっています。文意が明確で意味が取りやすいだけではなく、実際の使われ方までも実感できる、生きた用例を入試評論から選びました。出題される頻出作家やテーマにも配慮し、自然、歴史、科学など、重要テーマに関わる出典が網羅されています。なお、改訂にあたり約6割の例文を差し替えています。収録語すべてに確認問題を用意。実際の入試問題を参考にして、意味の確認のみならず、語の用法や関連知識の確認など、質量とも充実しています。さまざまな角度から、言葉の理解と定着を確実にサポートします。巻末付録として、新たに時事用語を収録。最新評論や小論文へのさらなる対応を図っています。各章末に、実際に入試に出題された長文を踏まえて語彙問題にチャレンジする練習問題や、読解する上でキーワードがどのような重要性を持つのかを確認するコーナーを設けました。収録されている語を学ぶことが、なぜ読解力や小論文に結びつくのかが実感できます。