▼第1話/鮭勝負!!(前編)(中編)(後編)▼第2話/恥ずかしい料理▼第3話/能あるホヤ▼第4話/良いナス、悪いナス▼第5話/お祖父ちゃんのおモチ▼第6話/死出の料理▼第7話/究極vs至高 鍋対決!!(1)〜(5)▼第8話/お見舞のキメ手●主な登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員。膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員。山岡と共に「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家、画家であり、「美食倶楽部」を主催する食の探究者でもある。山岡の実父だが、激しく対立する。帝都新聞の企画「至高のメニュー」を担当)●あらすじ/『週刊タイム』のスタッフが、次の「究極vs至高」対決の題材は“鮭”でどうかと提案してきた。そして対決当日、鮭の新鮮さを活かすため、生のままでの料理を出した山岡に対して、雄山は血相を変えて失格を告げる。鮭にはまれに寄生虫がいることがあって、生のまま食べると害をなす場合があるのだ。それを聞いた審査員たちは、山岡のメニューに激怒。雄山は東西新聞に対して、謝罪の記事を出し、「究極のメニュー」作りから手を引くよう詰め寄る。だが山岡は、きちんとした反論を準備していた…(第1話)。●本巻の特徴/上記「鮭勝負!!」に加え、第7話「究極vs至高 鍋対決!!」では山岡と雄山が、日本人にとって大変になじみの深い鍋料理で対決する。山岡が用意したのは数えきれないくらいの食材とタレを使った「万(よろず)鍋」。一方、雄山はスッポン、フグチリ、アワビのシャブシャブ、ハモとマツタケ、カニという高価な材料に絞った「五大鍋」を出してきた。勝負の行方は…!? この他、ホヤとキュウリの酢の物(第3話)、ナス料理(第4話)、モチ(第5話)、鶏・子羊・子牛の頭の丸焼き(第6話)、ノビル(第8話)などをテーマにした全8話を収録。●その他の登場人物/大原大蔵(東西新聞社社主)、谷村秀夫(東西新聞社文化部部長)、富井富雄(東西新聞社文化部部副部長)、二木まり子(『東西グラフ』の新企画「世界味めぐり」の担当者で、日本でも屈指の家系を誇る二木家のお嬢様。山岡に興味を持ち、盛んにアタックする)、近城勇(挑戦精神にあふれたフリー・カメラマン。「世界味めぐり」のスタッフ)、団(『週刊タイム』を発行する大研社の若き新社長。弱冠30歳。ゆう子に一目ぼれする)