▼第1話/カンテンと恋▼第2話/ジャンボ茶碗蒸し▼第3話/甘味と辛味▼第4話/梅干しの雨▼第5話/カツオのたたき▼第6話/パワー・ミート▼第7話/ばあちゃんの賭け▼第8話/真夏のソバ▼第9話/二人のスター▼第10話/もやしっ子▼第11話/白身魚の芸▼第12話/対決!!スパゲッティ(前編)(中編)(後編)●主な登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員。膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員。山岡と共に「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家、画家であり、「美食倶楽部」を主催する食の探究者でもある。山岡の実父だが、激しく対立する。帝都新聞の企画「至高のメニュー」を担当)●あらすじ/東西新聞に載った「日本ファッション界の未来」という記事を見て、みさ子という女性が山岡とゆう子を訪ねてきた。その記事に出ている井崎というデザイナーは、5年前から音信が途絶えてしまったみさ子の婚約者らしい。二人に井崎の居場所を聞いたみさ子は、早速彼に会いに行くが、井崎は既に別の女性と結婚していて、二人の子供までいた……(第1話)。●本巻の特徴/上記「カンテンと恋」をはじめ、二木まり子の叔母で、美人だが驚異的にわがままな女性・輝子が登場する「ジャンボ茶碗蒸し」、山岡が草ラグビーチームに入る「パワー・ミート」、東西新聞に函館からイカ売りのおばあちゃんが行商にやってくる人情話「ばあちゃんの賭け」など、全12話を収録。山岡と海原雄山の「究極のメニューVS至高のメニュー」対決は、カツオのたたき、日本人好みのスパゲッティを題材に白熱する。●その他の登場人物/大原大蔵(東西新聞社社主)、谷村秀夫(東西新聞社文化部部長)、富井富雄(東西新聞社文化部部副部長)、二木まり子(『東西グラフ』の新企画「世界味めぐり」の担当者で、日本でも屈指の家系を誇る二木家のお嬢様。山岡に興味を持ち、盛んにアタックする)、近城勇(挑戦精神にあふれたフリー・カメラマン。「世界味めぐり」のスタッフ)、二木輝子(まり子の叔母。大変な美人だが、あまりにもわがままで強気な性格が災いして、いまだ独身。まり子同様、山岡にひかれた様子)