▼第1話/フランス料理とラーメンライス▼第2話/天日の贈り物▼第3話/東西うどん合戦▼第4話/美味しい暗号▼第5話/親子のきずな▼第6話/灼熱のお茶▼第7話/「究極」の弱点(前編)(中編)(後編)▼第8話/大食い自慢▼第9話/成り上がり(前編)(後編)▼第10話/野性の味▼第11話/イカメシ●主な登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員。膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員。山岡と共に「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家、画家であり、「美食倶楽部」を主催する食の探究者でもある。山岡の実父だが、激しく対立する。帝都新聞の企画「至高のメニュー」を担当)●あらすじ/同僚の平川に、「いいフランス料理店を紹介してくれ」と頼まれた山岡。平川は最近、資産家の令嬢と付き合い始めたのだが、いつもはラーメンライス専門なので、彼女を連れていけるような店の心当たりがない。おまけにメニューやマナーの知識もないので、山岡とゆう子にデートに付き合ってほしいというのだ。了承した山岡は、その当日、平川の顔をつぶさないようにしながら、フランス料理店での作法を教えていくが…(第1話)。●本巻の特徴/上記「フランス料理とラーメンライス」の他、アジの干物(第2話)、関東のうどんと関西のうどん(第3話)、アワビのシャブシャブ(第4話)、親子丼(第5話)、ハモ鍋(第8話)、ムカゴ(第10話)、イカメシ(第11話)などなど、様々な食材や料理をテーマにした全11話を収録。第7話では、『週刊タイム』を発行している大研社の新社長・団の意向で、山岡と海原雄山の「究極のメニューVS至高のメニュー」対決がとりやめになるかもしれないという危機がおとずれる。また、その団と、カメラマン・近城による、ゆう子を巡る恋のサヤ当ても激化! こちらの行方は果たして…!?●その他の登場人物/大原大蔵(東西新聞社社主)、谷村秀夫(東西新聞社文化部部長)、富井富雄(東西新聞社文化部部副部長)、二木まり子(『東西グラフ』の新企画「世界味めぐり」の担当者で、日本でも屈指の家系を誇る二木家のお嬢様。山岡に興味を持ち、盛んにアタックする)、近城勇(挑戦精神にあふれたフリー・カメラマン。「世界味めぐり」のスタッフ)、団(『週刊タイム』を発行する大研社の若き新社長。弱冠30歳。ゆう子に一目惚