コロナ禍の初大会。少年が見つけた答えは? パラアスリートを目指す義足の高校生・菊里はコロナ禍の中の夏、父との葛藤などを経て、初めての大会に挑む。コロナのために連れていける人数が限られた中、声をかけたのはケンカ別れした旧友のタケだった。そして、菊里は義足アスリートが持つ”転ぶ恐怖”を抱えながら100M予選に挑むが…!?そして、「なんのために走るのか」突きつけられた問いに、菊里が見つけたその答えはーー少年の再生と歓喜の物語はクライマックス!! 【編集担当からのおすすめ情報】 東京2020オリンピック・パラリンピックが延期になったコロナ禍の夏を経て、ついに大会に菊里が出場します。彼にとっても初ですが、アスリートやそのサポート、そして運営する方たちにとっても”初めて”の大会となりました。誰にとってもこれまでとは違う困難な状況下で、それぞれに前に進もうとします。2021年の東京2020開催前に、この物語は幕を閉じますが菊里の走りを、ぜひ最後までご覧いただきたいと思います!