初のドイツ語オラトリオシュッツの傑作『イエス・キリストの復活の物語』ハインリヒ・シュッツは初期バロックを代表する作曲家。バッハが1685年生まれなので、ちょうど100年前の生まれの人。ガブリエリやモンテヴェルディらイタリア・バロックの華やかな要素と、後期フランドル楽派の対位法的な技巧を、ドイツの教会音楽の伝統の中に巧みに結合させた作風で、プロテスタントの精神を音楽に投影したという意味では、バッハと並び歴史上最高の音楽家と呼べる存在と言えるでしょう。 本盤に収録されている、最初のオラトリオとされる『イエス・キリストの復活の物語(復活祭オラトリオ)』は、1623年にドレスデン王宮の礼拝堂で復活節第3主日晩課に初演されました。シュッツの初期の代表作でヴェネツィア留学での複合唱様式体得を生かし、洗練された手法で復活という神秘性を音楽で表現しています。 演奏は、ルネサンスとバロック時代の音楽を専門に、歴史的作品の演奏を行っているアンサンブル・ポリハルモニーク。シュッツとミヒャエル・プレトリウス[1571-1621]のイースターを祝う作品集です。(輸入元情報)【収録情報】● シュッツ:善良な羊飼いはよみがえられた SWV469● シュッツ:復活祭オラトリオ(イエス・キリスト復活の物語) SWV50● M.プレトリウス:ハレルヤ、キリストはよみがえり アンサンブル・ポリハルモニーク 録音時期:2022年2月 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV