ドヴォルザーク:『新世界より』『英雄の歌』ウルバンスキ&NDRエルプフィルハーモニー1982年生まれのポーランドの指揮者、クシシュトフ・ウルバンスキは、演奏前には入念に作品研究をおこない、複雑な現代作品も暗譜で指揮することでも知られており、その能力には師のアントニ・ヴィトも驚いていたとか。そのウルバンスキが、NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(旧称:北ドイツ放送交響楽団)を指揮してドヴォルザークの『新世界より』と『英雄の歌』をレコーディングしました。会場はライスハレ(旧称:ムジークハレ)なので、ギュンター・ヴァントの時代から慣れ親しんだ北ドイツ・サウンドをセッション録音のクオリティで楽しめるのは朗報です。ウルバンスキは現在、アメリカのインディアナポリス交響楽団音楽監督(2010〜 )と、ノルウェーのトロンハイム交響楽団首席指揮者(2010〜 )を兼任しているほか、NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者も務めており、2017年3月には同楽団と来日公演も行う予定です。ウルバンスキが最初に注目されたのは、2007年にプラハの春国際音楽コンクール指揮部門で優勝したときで、その後、ワルシャワ国立フィルのアシスタントコンダクターを務めながらポーランドの主要なオーケストラも指揮、2008年から2010年にかけては日本も含めて海外公演経験を積み重ね、2011年には震災でキャンセルした指揮者の代役も務め、2013年4月から2016年6月にかけては、東京交響楽団の首席客演指揮者を務めてもいました。(HMV)【収録情報】ドヴォルザーク:1. 交響曲第9番ホ短調 Op.95『「新世界より』2. 交響詩『英雄の歌』 Op.111NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(旧称:北ドイツ放送交響楽団)クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)録音時期:2016年6月21-24日(1)、2015年12月10,13日(2)録音場所:ハンブルク、ライスハレ録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Disc11 : Dvorak: Symphony No. 9, Op. 95: I. Adagio - Allegro molto [11:17]2 : II. Largo [11:34]3 : III. Scherzo (molto vivace) [07:33]4 : IV. Allegro Con Fuoco [11:14]5 : A Hero's Song, Op.111 [19:52]Powered by HMV