哲学者〜ハイドン:交響曲全集2アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ一連のベートーヴェンでの気合の入った演奏で評判のイタリアの指揮者、ジョヴァンニ・アントニーニによるハイドン交響曲全集企画第2弾。 今回は、古楽器アンサンブル「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」を指揮した交響曲第46番、第22番『哲学者』、第47番、および少し前の時代に書かれたヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの交響曲(シンフォニア)『不協和音』という組み合わせです。 交響曲第22番『哲学者』は、教会ソナタの形式に則った第1楽章が印象的な作品。延々と八分音符を刻み続ける低弦に乗ってホルンの信号音がフォルテシモで鳴り渡り、ハイドンの交響曲では異例のイングリッシュ・ホルンがそれを受け、弦は弱音器を付けたピアノという特異な雰囲気を醸し出します。『哲学者』の表題の由来は定かではありませんが、この思慮深い楽想からイメージされているのかもしれません。 交響曲第46番と第47番は、どちらも創意工夫のみられるシュトゥルム・ウント・ドラング期の作品です。【一大プロジェクト「HAYDN2032」】ハイドン生誕300年となる2032年までに、交響曲全集を完成させるという「ハイドン2032」プロジェクト。演奏を担当するのは今回登場するジョヴァンニ・アントニーニ率いるイル・ジャルディーノ・アルモニコと、こちらもアントニーニが客演指揮者を務めるバーゼル室内管弦楽団です。(HMV)【収録情報】● ハイドン:交響曲第46番変ロ長調 Hob.I:46● ハイドン:交響曲第22番変ホ長調 Hob.I:22『哲学者』● W.F.バッハ:交響曲ヘ長調『不協和音』● ハイドン:交響曲第47番ト長調 Hob.I:47 イル・ジャルディーノ・アルモニコ ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮) 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Disc11 : Vivace2 : Poco Adagio3 : Menuet (Allegretto) - Trio4 : Finale (Presto E Scherzando)5 : Adagio6 : Presto7 : Menuetto & Trio8 : Finale (Presto)9 : Vivace10 : Andante11 : Allegro12 : Menuetto I - Menuetto II13 : (Allegro)14 : Un Poco Adagio, Cantabile15 : Menuet & Trio16 : Finale (Presto Assai)Powered by HMV