浅草に住み、浅草グルメをこよなく愛する女子高生、茨木真紀。 人間のくせに日々あやかし関連の厄介ごとに首を突っ込んでは腕力で解決する彼女には、秘密があった。 それは、真紀が前世の記憶を持っていること。 そして、その前世は人間ではなく、平安時代にその名を轟かせた鬼の姫ーー"茨木童子"だということ。 前世で「夫」だった"酒呑童子"の生まれ変わりである同級生・天酒馨を引き連れ、ブラックバイトに苦しむ手鞠河童や老舗そば屋を営む豆狸の一家など、悩めるあやかしたちのために「最強の鬼嫁」は今日も浅草の街を駆け回る!