その日、所沢市の一般家庭、剣崎家では緊迫の家族会議が開催されていた。謎の金髪美少女ディアネイズ・クローネことディアナが、異世界から剣崎家のリビングに現れたのだ。「私は救世の勇者、ヒデオ・ケンザキ召喚の使者としてやってきました」って言うか、ヒデオって俺の親父じゃねーか! 平凡な高校生の俺、剣崎康雄にゲームみたいな展開が降りかかると思いきや、親父が勇者で、若い頃異世界を救ったって!?どう見ても普通の中年な親父が「勇者」だとか信じられる訳が無いし、ディアナは「勇者の息子」である俺に憧れの眼差しを向けてくるし、それを見た妹は白い目だし・・・・・・。異世界の平和を取り戻す前に、家族の平和が大ピンチ!? 俺の平穏な日常は、一体どうなる!