獅子王機関の攻魔師、羽波唯里と斐川志緒が見守る中、ついに執行された“聖殲”の遺産封印の儀式。しかしアヴローラの魔力の暴走によって儀式は失敗、神縄湖底に眠っていた災厄が覚醒する。取り残された暁凪沙を救助するため、それぞれ凍結した湖上を彷徨う唯里と志緒。そんな彼女たちが遭遇したのは、聖殲派と呼ばれる謎の飛龍使いだった。 一方、“静寂破り”の急襲によって海に沈んだ古城と雪菜は、なぜか本土の温泉宿で目を覚ます。戦いの傷も癒えぬまま、神縄湖へと向かう二人が出会った謎の少女グレンダの正体とはーー? 世界最強の吸血鬼が、常夏の人工島で繰り広げる学園アクションファンタジー、待望の第十二弾!